子どもの心を育てるコミュニケーション
今日の午後から「子どもの心を育てるコミュニケーション」の講演を聞きに行ってきました。
講師は、山梨大学大学院の教授栗田真司先生でした。
「コミュニケーションは鏡」
相手を認めることが基本
すごいことをした時にほめるではなく、日常的に認める
子どもが幼いうちから、「自分の所に生まれてきてくれてありがとう」と言うこと
「私は私でいい、この子は子でいい」
親子であっても、上から目線でなく、横から目線
「直そうとするな、わかろうとせよ」
自分の弱みを相手に話せるような、親友を一人でいいから作るように
「がんばれ」ではなく、「がんばったね」「がんばってるね」
相手の話を聞きながら、うなずいたり、おうむ返しや手ぶりを入れる
などなど、何も子どもの心を育てるだけでなく、大人の他人とのコミュニケーションを取る上でも大切な話を聞くことができました。
人間生きていく上で、何が一番大変かというと、人間関係でしょう。
その人間関係を上手くいくか、いかないかは、お互いのコミュニケーション能力次第と言っても過言ではありません。
改めて、コミュニケーションの大切さを考える機会になりました。
そして、我が子に対する言葉かけの重要さも考えさせられました。
最後の方で、栗田先生がお父さまが亡くなる少し前に(お母さまは先生が中学生の頃に亡くなられていた)、高校の時、お父さまが作ってくれていたお弁当の色彩が茶色だったので、恥ずかしくて友達に見られないように隠して食べていたけど、作ってくれていてありがとうと初めて言葉にしたら、お父さまが1時間ほど今まで聞いたこともない大声を出して泣いたという話をされました。
その話を聞いて、こちらまで、目頭が熱くなってきました。
お父さまが、生きているうちにきちんと言葉にすることができて良かったなと思わずにいられませんでした。
きちんと言葉にして、生きているうちに、相手に伝えることの大切さも学びました。
コロナ禍で人数制限があり、台風が近づいていたため、雨足が強かったのですが、講演を聞くことができてとても得をした気持ちになりました。