コロナ禍での妊娠中の皆様へ
年が明け、新しい年となりましたが、新型コロナウイルスはまだ終息の気配がなく、それどころか、更に進化を遂げています。
そのような中で、高齢の方や持病をお持ちの方はいつどこで感染するかと気が気ではないことでしょう。
そして、今妊娠中の方々も、この目に見えない敵に対する不安感が大きいことでしょう。
そのせいか、ほくと助産院では予定日を過ぎても、なかなか陣痛の来ない方が、多いようです。
恐らく、自律神経のバランスからくるのではないかと思います。
陣痛が起こるのには、自律神経の交感神経よりも、副交感神経が優位にならなければいけません。
しかし、今はコロナ禍で、多くの方が不安感が大きくて交感神経が優位になっていると考えられます。
早い話が、人々の意識が不安感から常に戦闘態勢になっているのです。
そんな時に、陣痛が起きて出産などできようがありません。
今妊娠中の皆様、どうか、頭の中を新型コロナウイルスに対する恐怖や、不安感で一杯にしないで正しく恐れて、対処して下さい。
そうしないと、予定日になっても、陣痛が付かず、誘発・促進しても、身体も心も不安が高まっていれば有効な陣痛が来なくて、挙句の果てには、帝王切開になることだってあります。
脅すわけではありませんが、折角の妊娠期間中です。
ステイホームでも楽しむことはいくらでもあります。
編物で、これから生まれて来る子どものものを作ってみてはいかがでしょうか。
今まで作ったことのない新しいメニューに挑戦してみても良いでしょう!
少し暖かくなって来たら、家庭菜園なんかも奥が深くて、収穫という楽しみもあります。
お腹の中の赤ちゃんは、あえてこの時期を選んで、皆様の元に生れてくることを計画したわけです。
何も、コロナを恐れるなと言っているわけではありません。
正しく恐れて、妊娠期間中を楽しんでください。