愛犬ハッピー虹の橋を渡る|北杜市で助産院をお探しなら「ほくと助産院」へ

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愛犬ハッピー虹の橋を渡る

10月6日22時37分、我が家の愛犬ハッピーが息を引き取りました。

犬種はミニチュアピンシャーだったので、平均寿命の12歳から15歳を考えると

享年18歳の長寿でした。老衰でした。

人間なら88歳ぐらいだとか。

18年も一緒に暮らしていたので、人の子なら高校を卒業の年になります。

喪失感が半端なくて・・・。

ペットロス症候群というものをはじめて経験しています。

ここ最近、ハッピーは歳を取ってきたなと感じていました。白髪も増え、特に顔はハクビシンのようにいや鼻筋だけでなく、顔全体の毛が茶色から真っ白になってきていました。

散歩に行ってもうんちとおしっこをしたら、さっさと来た道を振り返り家に帰ろうとしたり、ジャンプ力が衰えて私のベッドに飛び上がれなくなって、階段を作ってあげなくてはなりませんでした。

その階段も、ここのところ後ろ足の力が衰えてきて、ほとんど前足の力の反動のみで上り下りをしていたため、階段からスロープの台に変えてあげなければいけないと考えていた矢先でした。

でも、元気で、ご飯の時間に少しでも遅れると吠えて催促したり、来客があると2階にいながら吠えて威嚇していました。

ただ、2週間ほど前から、1日に何度か食間に、空腹時に吐く胆汁様のものでない胃液の様なものを吐くようになりそれでも、食欲は衰えていなかったので1日分の餌の量は変えずに2回食から3回食に回数を変更して様子を見たり、消化の良い犬用のたまごボーロを混ぜてあげたりしていました。

そんな中、亡くなる前日の真夜中に、今まで聞いたこともない悲しい声を発したのです。

それも何度も何度も。

ふと、時計を見ると、まだ夜中の0時前。ご飯の時間ではありませんでした。

「ハッピーちゃん、ご飯の時間はまだだよ」

そういっても、悲しそうな鳴き声をやめません。

「しょうがないなあ、じゃあ、用意しておくから、食べたかったら食べていいよ」

私はそう言ってご飯の用意をして又眠りにつきました。

翌朝、目を覚ますと用意しておいたご飯に全く手を付けていませんでした。

今までもちょっと体調が悪くても、少し時間を空ければ完食するタイプだったので不審に感じました。

それでも、宅配業者が昼過ぎに来た時、いつものように吠えていたので食欲不振は一時的なものかと思い様子を見ていました。

午後からいつもより寝る時間が長くなり、夕方になってもご飯を欲しがらず、水も飲まなくなっていて、1度いつもより少ないうんちをしたきり、おしっこの回数も減ってきました。

私たちが夕食を食べていても、いつもなら何かおこぼれがないか興味津々でこちらを伺うのですが、朝から何も食べていないのに全く興味を示さずに伏せていました。

もちろん、いつものご飯も食べようとしません。

その後、起き上がって歩こうとしたものの、後ろ足が全く動かず前足だけで立ち上がろうとしたのです。

ハッピーのそのような動き方を今まで見たことがなかったので、何とも言えない不吉な予感がしました。

ハッピーも身体が思うように動かない状況に少し戸惑いを感じているように見えました。

直ぐにハッピーを抱き起し、大好きだった頭をなでることをしてあげました。

大好きだったリンゴの摩り下ろしたものを口元にもっていっても首を振り、嫌がります。

私の指先にリンゴの汁をつけてもそれをなめようとしませんでした。

元気な時は、もっと頭を撫でろと催促することが多かったので、それからはずっと優しく頭を撫で続けました。

でも、いつもと違ってきたのです。

ハッピーの頭の暖かさがいつもと違っていたのです。

いつもより、少しひんやりと感じられたのです。

 

東京や神奈川にいる子供たちにハッピーの状態を電話したところ、平日の夜中にもかかわらず、

皆、パートナーや8月に生まれたばかりの赤ちゃんを連れて、北杜に集まってくれて、ハッピーの最期を看取ってくれました。

ハッピーも皆の顔を見てから呼吸が緩やかになり、そして、旅立ちました。

あっという間でした。

手を煩わすこともなく、出産予定日の近い妊婦様がいましたがその方はまだ産気づかず、入院してきませんでした。

 

動物も人間も自然にしていると、一番良い時を選んで生まれてきたり、息を引き取ったりすると信じています。

私の子どもたちも絶妙なタイミングで、生まれて来てくれたし、同居していた義父や義母、実家にいた私の父の亡くなる時もそうでした。

仕事柄、多くの出産に立ち会いますが、皆さん親兄弟や仕事の都合の一番いい時を見計らって生まれて来てくれるのです。

今回の事でさらに、確信しました。

 

前の晩に、聞いたこともない寂しい鳴き声を何度も上げたのは、ハッピー自身が自分の死期が近いことを悟って私に知らせてくれたのかもしれません。

それからですよ、頑なに何も口にしなくなったのは・・・。

今先ほど、ハッピーが、遺骨となって帰ってきました。

ハッピーの大好きだったリンゴときゅうり、柿を口元に置き、最後に食べていた犬用のたまごボーロも棺の中に入れました。

いつも食べていた餌はティッシュペーパーに包んで入れました。

 

18歳でしたが骨がとてもしっかりしていて、頭蓋骨も割れずに原型を留めており、ミニチュアピンシャー特有の細い足の骨もちゃんとしていたと業者の方が話してくれました。

 

脳ミソなんて、人間の赤ちゃんの握りこぶし程度の大きさもないのに、頭が良くて、夫よりもその場の空気を読むことができて、とても元気な素晴らしい犬でした。

 

ハッピーちゃん、沢山の素敵な思い出をありがとう!!!!!!!!!!!!!!

 

あ、もうこんな時間、ハッピーちゃんにご飯の用意を・・・・・じゃなかった・・・・もういなかったんだ・・・。

合掌

 

 

 

 

 

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