ほくと助産院に通院されている妊婦様をお連れして、お世話になっている嘱託医療機関へ同行診察にに伺った時のことです。

トイレに入ったとき、トイレのコーナーに張り紙がありました。

そう、使用後の生理用品を入れる蓋つき容器の近くに表示してありましたので、使用したナプキン等をきれいにトイレットペーパーなどに包んで所定の入れ物の中に入れましょうということを明記したのでしょう。

その文章を目にした時、非常に不快な思いをしました。

汚物って、何？

何のことを汚物と言いたいの？

生理があるから、女性は妊娠し出産することが可能なのに、それに伴う生理が汚らわしいことなの？

排卵が、タイミングよく精子と出会わなかったために、着床の準備をしていた子宮から排泄される月経血は汚いものなの？

子宮があるから、そこで受精卵は細胞分裂を起こして赤ちゃんに育っていくのに、言わば、子宮は、赤ちゃんを守り育てる大事な臓器なのに、汚いものを出すところなの？

以前、似たような表現の張り紙を、ある中学校のトイレで目にしたので、「汚物と表現するのはやめてほしい」と養護教諭に話したことがありました。

その後、張り紙の文面がどの様に変わったかは確認していませんが・・・。

この表現は、ある意味女性蔑視になるし、生理という健康な女性の自然現象を嫌な物・汚い物ととらえかねないと思うのです。

このご時世に、嘱託医療機関として、お世話になっている病院ですが、提言してみようと思っています。そうそう、投書箱があったので、その中に忍ばせましょう。