子ども語録
長男が2~3歳の頃だったでしょうか。
いつもなら、車での移動なのですが、何故かその日は私と二人で久しぶりにバスに乗っての移動でした。
「次は、おおいです。お降りの方はお知らせください」
相模原の緑区に(太井(おおい)という地名があって、その付近に「おおい」というバスの停留場があるのです)
バスのアナウンスを聞いた長男が
「母ちゃん、おおいだって」
と、何かを発見したかのように、得意そうな顔で私に向って話しかけてきました。
何故なら、我が家では、「おおい」という言葉を使うのは、禁句だったからです。
そう、夫が私に何か用事のある時に、私のことを「おおい」と呼んでいたので、子どもが真似をするから「おおい」と呼ぶのはやめるようにと言っていたのです。
それが、事もあろうに、公のバスのなかのアナウンスで流れたのですから、子どもとしては、ビックリしたのでしょう。
「おおいって言うのは、バス停の名前。お母さんを呼んでいるのではないからね」と説明したのを覚えています。
もう、その子も今年30歳になります。
いつか、結婚して奥さんのことを何て呼ぶのでしょうか?
「おおい」だけはやめてあげてね。
ちゃんと名前があるのですから、名前で呼んであげるように!
ちなみに、今、夫は私のことを「おおい」ではなく「ちょっと」になりました。
皆さんのところでは、いかがでしょうか?
何と呼ばれていますか?
お互いのことを何と呼びあっていますか?