生まれるタイミングを考えてくれる赤ちゃん
この赤ちゃん、３月２１日に生まれたのですが、色々な意味で、超ご安産でした。
分娩所要時間が１時間２５分。
（分娩所要時間とは、１０分おきの有効な陣痛が始まってから胎盤が排出されるまでの時間をいいます）
ほくと助産院始まって以来の最短分娩所要時間でした。
そして、もう一つラッキーなことがありました。
ベストなタイミングで生まれてきてくれたことです。
実は、この赤ちゃんのお母さん、産道にB群溶連菌がいたために、助産院ではなく、嘱託医療機関で抗生剤の点滴をしながら出産しなければいけなくなりました。
幸いにも、このお母さんがお世話になっていた嘱託医療機関は、オープンシステム可能だったために（オープンシステムとは、医療機関で必要な医療処置をしながら、ほくと助産院のスタッフがその施設を借りて分娩を取り扱うことが可能になるシステム）出産は嘱託医療機関でしたが、医療機関で必要な処置や、観察時間以降は、ほくと助産院に転院できました。
オープンシステムが良いことだとは思いますが、この方の予定日近くにほくと助産院で出産予定日の方もいたのです。
それも、わずか３日違いの経産婦様だったのです。
もし、ほくと助産院で分娩介助をしているときに、オープンシステムの妊婦様が産気づいたら、その反対に、オープンシステムでお産をしているときにほくと助産院で出産予定の妊婦様が産気づいたらと色々気をもんでいました。
オープンシステムの医療機関は、ほくと助産院から車で２５分ほど離れています。
そうしたところ、予定日よりも１０日も早くオープンシステムでサッサと生まれてきてくれました。
しかも、超ご安産で。
３日違いの予定日でほくと助産院で出産予定の方のほうが日にちとしては、早かったのに・・・。
両方のお母さん方に、「おなかの中の赤ちゃんに、出産が重ならないように、お話しておいてね」とお願いしていたのです。
絶対に、聞いてくれていたと思います。
赤ちゃん、どうもありがとう！！！
ちなみに、３日違いの予定日の妊婦様、まだ、産気づいていません。
もっとも、予定日はまだ来ていませんが・・・。
