お腹の中の赤ちゃんは聞いている
上の写真の赤ちゃんは、4月の初めにほくと助産院で生まれた女の子です。
とてもかわいい赤ちゃんですね!
お母さんは、初めての出産にもかかわらず、とてもスムーズなお産で赤ちゃんを上手に産んでくれました。
(いや、赤ちゃんが上手に出てきてくれたのかもしれませんが)
ただ、たった一つ。
出産中に雄たけびを上げたことを除けば・・・。
でも、ここは助産院です。
それも、隣近所が少し離れており、少々大声を出したところで、助産院にクレームが入るわけでもありません。
病院だと、色々と言われるかもしれませんが、助産院では、大声を出しても本人の好きなように産んで頂くことが大切なので、何も言いません。
かえって、大声の出せる人は、パワーがあって出産を乗り越えてみせるという迫力さえ感じられ、こちらとしては、安心できるほどです。
ところが、この赤ちゃん、お母さんが雄たけびを上げているときには、出てこようとせず、静かになってから、待っていましたとばかりにスルっと出てきてくれたのです。
お母さん自身が声を出さなくなって、身体の力を抜いた為に出やすくなったこともあるでしょうが、お母さんの大声を聞いていた赤ちゃんは、出てくるのが少し怖くなった気がしたのではないでしょうか。
お母さんが静かになったので、安心してスルっと生まれてきたように感じました。
赤ちゃんは、お母さんのおなかの中に居る時からいろいろな音を聞いています。
まして、出生直前なんて五感が研ぎ澄まされ、更に聴覚は非常に敏感になっていると思われます。
もう一度、上の赤ちゃんの顔写真を見てください。
そう思って見てみると「わたち、なんでも聞こえているよ。なんでも、ちっているよ。だって、パパとママを選んで生まれてきたんだから」と言っているように見えませんか?