何でも一言帳
今年の1月に、神奈川のつくい助産院で、私が20数年前に取り上げた女の子の赤ちゃんが大人になって、今回つくい助産院で今の院長の早船助産師のもとで出産してくれました。
20数年前にその子のお母さんがつくい助産院で出産し、入院中に「何でも一言帳」に出産の感想などをしたためてくれていました。
ふと、その感想を読み返したところ、これは、私が持っているのではなく、生まれてきた子どもに返したいという気持ちに駆られました。
どんな思いで、妊娠中を過ごし、自分の誕生を心待ちにし、どんな気持ちで出産に挑んだのか、その時、お父さんや兄弟はどうだったのか人によって差はありますが、克明に描かれていることが多いのです。
それもそのはず、たった、4泊5日の入院中に書き留めるのですから、臨場感たっぷりです。
もちろん全員が全員書き留めているわけではありません。
あまりにも予想だにしなかった出産経験の為、自分の気持ちをまとめきれなかった方や、産後の母乳育児が、思っていたようにうまくいかなかったり、そもそも、文章を書くことが苦手だったり人それぞれなのでそれはそれで構わないことです。
ただ、綴って頂けた方には、その思いを私だけが持っていていいものかと考えたのです。
そこで、その方の当時の文章をコピーして、今、つくい助産院院長の早船助産師に産後の自宅訪問時に渡してもらいました。
以下が、その時SNSに投稿してくれた文章です。
(○○は彼女の名前です)
【○○が生まれた時に、母が助産院に残した記録が25年越しに○○の元へ
本当につくい助産院で生まれて、自分の子もそこで生めて繋がれてよかったなあ・・・。
普通の病院じゃありえないような、妊娠、出産、ふれあい生活が出来るのはここくらいだと2世代で実感している】
この記事を読んだので、ますます、つくい助産院で生まれてきた子に返したいと思いました。
そこで、以下のようにしたいと思います。
①親が、つくい助産院で出産し、「何でも一言帳」に記載した方
➁その子が20歳を回ったころ
③出産時と今の住所が同じか今の新しい住所を
〒408-0025 北杜市長坂町長坂下条1326-4
電話番号:080-3551-4103
に連絡してくれた方
上記①➁③全てをクリアしている方
仮に、「何でも一言帳」を書いた母親や父親が死亡または離婚していても郵送を希望される方は、上記まで連絡下さい。
これは、何もつくい助産院だけの事ではありません。
つくい助産院と同じように、ほくと助産院で生まれたお子さんたちが20歳をまわった頃にコピーして渡したいと思います。
私がまだ生きていたらの話ですが・・・。
(先日占いで見てもらったところ、後20年は大丈夫といわれました。)
ただ、受け取りたくない方は、お知らせ頂けると郵送しません。
知らせがなくて、上記の条件が全て整っていましたら、郵送したいと思います。
なので、入院中、「何でも一言帳」を書けるなら、書いておくことをお勧めします。
(育児日記を書いてるから不要という人もいるでしょうね!)
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