日向山登山
息子達と日向山に登ってきました。
途中で拾った樹の枝を杖(ストック)代わりにして、ひたすら頂上を目指して・・・。
白州小学校の児童は、親子遠足でこの山を登ると言います。
もうあと少し・・・。
途中で、息子の彼女が腰痛を訴え、下山。
私一人が、山頂を目指すことになりました。
頂上に着いて、ビックリ。
噂では、聞いていたのですが、山頂なのに、まるで白い砂浜の海岸のような景色なのです。
さあ、一休みと思ったところで、携帯電話が鳴りました。
5月予定日の妊婦さんからで、電話に出ようとしたら、電波の状態が悪くすぐに切れてしまいました。
子宮の入り口の状態からは、まだ1~2週間先だと考えており、又、妊婦さん自身5月の連休が済んでから産みたいと言っていたので、まさか、産気づくとは思っていませんでした。
破水でもしたのかな?
それとも、出血があったのかな?
いやいや、何か異常なことでも起きたのだろうか?
頂上での写真を数枚撮って、即下山。
なんせ、電波の状態が悪いので、何が起きたのか分からないのですから。
携帯電話の電波の状態を見ながら下山して、途中でやっと妊婦さんと電話が繋がりました。
話を聞くと、どうも前駆陣痛のようです。
たとえ、前駆陣痛でもそのまま、本格的な陣痛に移行する人もいれば、一週間や二週間後に出産される方もいます。
結局、その方は、ただの前駆陣痛どまりで、分娩進行は認められませんでした。
せっかく、大変な思いをして登ったのに、即、下山。
開業助産師の宿命です。
24時間、365日勤務の、今でいうならブラック企業。
でも、無事に赤ちゃんが生まれてくる現場にいられる幸せは、言葉では言い尽くせません。
もう少し、この仕事を続けたいと思っています。